洗顔でつっぱる原因と対策とは?
洗顔後に肌がつっぱる感じがする…、という人は少なくないはずです。
ではこれはなぜ引き起こされているのでしょうか。そのためには、肌の仕組みがどうなっているのかということを知っておくことが大切です。肌はとても薄いものですが、それを拡大して見ていくと何層にも分かれていることが知られています。
特に一番上の部分を角質層といい、それを構成している細胞を角質細胞と言います。角質細胞の隙間には天然保湿因子(NMF)が詰まっていて、それが肌の水分を保持してくれているのです。
そして更に角質層の上には皮脂などで作られているフタがあり、これが肌の水分が蒸発するのを防いでいるというわけです。
では、洗顔をすると肌の状態はどのように変化するのでしょうか。
まず、一番上の皮脂などでできたフタが洗い流されてしまいます。
そしてフタがなくなってしまうので、同時に天然保湿因子も流れ出してしまいます。その結果、肌は乾燥した状態になってしまい、つっぱるようになってしまうのです。
清潔に保つために絶対に必要な洗顔ですが、私たちの体が自然に持っている保湿のための働きを邪魔してしまう原因にもなっているのです。
そこで大切なことは保湿成分がたっぷりと含まれた石鹸で顔を洗うことです。
通常の石鹸の場合ですと、ただただ皮脂や天然保湿因子が洗い流されていってしまうだけです。しかし、保湿成分が含まれているものであれば、汚れを落としながらしっとり感を得ることができるというわけです。
肌のつっぱりを防止して乾燥しないようにするためには、石鹸選びが重要です。